新型コロナウイルス(covid-19)に関する各検索エンジンの対応比較

件のウイルスには新型コロナウイルス, covid-19, 2019-nCoV, SARS-CoV-2等様々な呼称があります。この記事ではcovid-19に統一します。

さて、みなさんがcovid-19について知りたいと思ったとき、まずどこで検索するでしょうか?多くの人が検索エンジンを用いると思います。現在はGoogleが恐らく最も使われている検索エンジンですが、ほかにもBingやDuckDuckGo等、様々な検索エンジンがあります。軽く調べてみたところ、検索エンジンによってcovid-19に対する対応が分かれていたのでまとめてみました。この記事にない検索エンジンで、異なる対応をしている検索エンジンがあれば教えてください。

注意: 一部のスクショにおいて検索がcovid-2019になっていますが、影響はほとんどありません。通常検索でヒットする結果が少し違う程度です。

検証環境

  • 日付: 2020/05/10

PC

  • OS: Windows 10 Pro 1909 build 18363.815
  • ブラウザ: Firefox Developer Edition 77.0b2
  • 端末: ASUS ROG Zephyrus M GM501

スマホ

  • OS: Android 10
  • ブラウザ:
    • Firefox Preview 5.0.0(Build #21212137)
    • Firefox 69.8.0
    • Chrome 81.0.4044.138
  • 端末: ASUS Zenfone 6

iPad

  • OS: iPad OS 13.3.1
  • ブラウザ:
    • Firefox
    • Safari
  • 端末: iPad Pro 9.7インチ

Google

まずは最大手のGoogle。この記事を見ている人も多くの人がGoogleで検索していると思いますが、PC版とスマホ版で対応が異なりました。

PC版

普段のGoogle検索の画面と大きく違う点が数か所ありますね。
まず、検索結果のトップに「地域および国のリソース」というタイトルで厚生労働省のcovid-19のホームページへのリンクがあります。恐らくこれは位置情報や言語情報に基づいて各国政府機関等のページが載せられるのでしょう。その下にはいつものローカルニュースと上位の検索結果がありますが、検索結果の中に「地域の行政機関と保健機関 - Twitter」と「よくある質問」という項目が挟まれています。「よくある質問」の項目は、開くと各質問に対する回答が厚生労働省のページを引用する形で表示されます。また、項目を1つ開くとそれに関連する質問が数個下に追加されるような仕組みになっているので、ダイレクトに知りたい事が無くても関連しそうなものを開いていけばたどり着くことができるかもしれません。
スクリーンショットはなぜか少しバグってます。

次に、右側に感染者数のマップと感染者数の概要が表示されます。データ提供元はウィキペディアとなっているのが少し不安に感じますね。こんな時期にウィキペディアにcovid-19に関するデマを書き込む人は居ないと思いたいですが・・・
そして、普段のGoogle検索と一番異なる点が左側のタブですね。
「症状」タブはcovid-19に関する症状の検索結果です。公的機関の情報も多いですが、病院やニュースサイトの記事も見られます。

「予防」タブはトップに公共広告として内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室からのメッセージが大きく表示されています。この公共広告を概要タブでも表示してほしいですね。
この公共広告以外は症状タブと同様に予防に関する検索結果が表示されています。

「統計情報」タブにはウィキペディアのデータを基にして新規感染者数のグラフや感染者数の表が表示されています。
この下には他のタブ同様に感染者数に関する検索結果が表示されています。

全体的に厚生労働省を筆頭とする公共機関のページが検索上位に表示されやすくなっている感じがありますね。

ところで、左側のタブを弄っているとたまに検索クエリが「新型コロナウイルスの症状」や「新型コロナウイルス 予防」に勝手に変わっています。各タブで行われる検索クエリなのでしょうか?

モバイル版

まず、PC版Firefoxでレスポンシブモードで見てみます。

PC版だと左についていたタブが上についていますね。表示される内容としてはPC版とほぼ同じです。

ただ、モバイル版のFirefoxだと何故かcovid-19関連のタブが表示されません。covid-2019でもcovid-19でも結果は同じです。何故・・・

しかも、私の環境だと検証した全てのFirefox系統のブラウザ(Android, iOS共に)でこの様な表示になります。Syncログインの有無、トラッキング防止機能のオンオフにかかわらず、です。しかし、正常に表示されていると言っている人もいます。一体何が原因なのでしょうか・・・ Help Wanted

その他

Googleのトップページには「新型コロナウイルス感染症の関連詐欺から身を守ろう」と特設サイトへのリンクが張ってあります。

コロナに限らず一般的に詐欺に対する備えとして読んでおくといいでしょう。

Bing

Microsoft謹製の検索エンジンです。Edgeで標準の検索エンジンですね。Bingに関してはいいという評判も悪いという評判も聞かないのですが、単純にみんなGoogoleを使っていてBingの使用者が少ないのでしょうね。個人的には、検索アルゴリズムがGoogleとは異なるからかSEO対策だけは万全で中身が薄いサイトがGoogleよりもひっかかりにくい印象で意外と使えます。細かい機能はGoogleより劣っていたりしますが、それでも必要なところはちゃんと抑えてるのでGoogle嫌いだけどMicrosoftは許容な人は使ってみるといいでしょう。

PC版 & モバイル版

BingのPC版とモバイル版はブラウザにかかわらずほぼ同じものが出るのでまとめます。とりあえずPC版のスクショをどうぞ

画面中央、検索結果の右側に相当する場所にはWikipediaの情報が表示されています。感染者数の表が表示されている事以外はいつものやつですね。
注目すべきは「新型コロナウィルス (COVID-19) 情報」というタイトルのウィジェットです。
この部分だけをみてみましょう。

まず、Googleと同様にタブ分けがされています。
「概要」タブには世界・国・地域の情報と感染マップ、公共機関の関連サイトが表示されています。
「お役立ち情報」タブにはカテゴリ別に公共機関のcovid-19関係のページが表示されています。

「感染者数の推移」タブには累計の感染者数と死亡者数を表示されます。

このウィジェットの下に薄く小さい字ですがデータ出典元が書かれています。これが一覧です
日本に関係があるところだと、

  • 首相官邸
  • 厚生労働省
  • 経済産業省
  • 外務省
  • WHO
  • Wikipedia

あたりでしょうか。
出典がWikipediaのみのGoogleよりも各国の政府機関を多く用いているので信頼性が高い気がします。
そしてこのウィジェットなんですが、自由に埋め込むことができます。詳細はこちら。説明がGitHubに置かれていますが、このウィジェット自体は残念ながらOSSではありません。ウィジェットの一番下にの「この機能を埋め込む」のリンク先です。Note等のWebメディア系のサービスでcovid-19について検索すると警告と公的機関のページへのリンクが表示されることがありますが、そういうところでこれを埋め込むと効果があったりするのかも?と思ったりします(個人の妄想です)
ちなみにモバイル版の表示はこんな感じです。

COVID-19 トラッカー

Googleと同様にトップページをみてみましょう。

covid-19トラッカーというものへのリンクがあります。

感染マップと感染者数の現状と推移が出ましたね。
とりあえずSee more chartsをクリックしてみましょう。


なにこれしゅごい
色々機能があって説明するのは私には無理なのでぜひ自分で触ってみてください
個人的に一番いいなと思ったのは感染者数の比較で線形スケールと対数スケールを選択可能なところですね。Twitter等に流れてくるグラフは基本的にどちらか片方なので。
まいくろそふとつよい

Yahoo

特別な対応はしてないようです。

DuckDuckGo

少し特別枠がありますが、ローカライズされてないですね。

  • SummaryにWHOとCDCへのリンクと世界での累計感染者数
  • Symptomsに症状等
  • TipsにWHOからのcovid-19に関する情報
  • Statisticsに世界各国の感染者, 死亡者, 回復者の数の表

とシンプル。私は病気関係の英単語知らないのでほぼ読めないですが・・・

Amazon

Firefoxの検索バーにあったので検索してみました。厚生労働省への誘導があります。

Yahooより優秀

Twitter

Firefoxの検索バーにあったので検索してみましたその2。
厚生労働省の公式アカウントへのリンクがありますね。

さいごに

いかがだったでしょうか?(←嫌われるまとめワードNo.1)
Yahooが何も無かった事とBingが思ったよりも強かったのが印象的でしたね。普段Bingを使うかどうかはさておき、covid-19関係に関してはBing検索やBingのcovid-19トラッカーを使ってもいいのではないでしょうか。